やっとマッキーの家にたどり着いたと思ったら、すぐさまマッキーのご両親も一緒に鹿屋市の繁華街に繰り出し、居酒屋で晩ごはん。
そのあと「地方都市に来たら、スナックに行くもんです」という岸本の主張に従い、マッキーのお父さんが知っているスナックへ行った。
店には50歳代と思しきホステスさんがいたけれど、とくに会話を交わすこともなく、ひたすら歌うばかりなのでカラオケボックスと変わらない。
ただ間奏中にホステスさんたちがさかんに拍手してくれるのはなかなか気持ちがいい。
1時間半ほどでその店で出てマッキーのご両親が先に帰ると山崎が私にささやいた。
「ラストチャンスですよ」
夫婦二組の間でポツンと一人独身の私は山崎からミッションを与えられていた。
「この旅の間に恋を見つけて下さい」
何年も頑張ったって出会えてないのに、たった2泊3日の旅で恋が見つかるわけがないが、出来ればキレイな女性がいらっしゃるようなお店に入りたい。
なかなか2軒目の店を決められず、あてもなくブラブラしていたらバッタリとマッキーの親戚という男性に出会い、その人に勧められるままにやや高級そうな店構えのスナックに入った。
やたら広い店にホステスさんはたったの3人。
しかも2人はおそらく50歳代。
唯一の若い女性は最初は私の隣に座ったのだが、2分も経たないうちに我々の直後に入ってきた常連客のテーブルに行ってしまった。
・・・・ま、いいけどね。
カラオケさえあれば。
またマイクを握り熱唱する私。
ところが、だ。
曲の間奏になると残った2人のおばちゃんホステスが「よっ!独り者!」などという心無い合いの手(野次ともいう)を入れてきたのである。
何てことをするんだ!
俺のレイニー・ブルーに!
相澤さん こんにちは
50歳代のホステスさんたちですか…
若いホステスさんたちより人生経験が豊富だから、逆にいいんじゃないでしょうか?(何が…?)
独り者だといろいろ大変なんですね
「ほっといて?!」って感じなのでしょうか…
相澤さん、初めまして鹿屋は楽しかったですか?本町に行かれたんですね。僕も鹿屋(地元です)にいた頃は写真の場所に毎日行ってました。
男は振られるのが仕事です。
お互い、攻めの姿勢でがんばりましょう。
でも、お見合い的には女性から見たら相澤さんはかなりの好物件だとおもうのでその方が話が早いのでは。