相澤 「ロボットの撮影は一切CGを使わなかったそうですが、撮影に苦労したシーンは?」
矢口監督 「ロボットの仕掛けで苦労したことはありますが、・・・・・現場でハラハラさせられたのは吉高さん・・・・」
吉高さん 「私ロボットが×××××するところ。あれが一番ハラハラ・・・・」
矢口監督 「えっと・・・・(ネタバレになるのでオンエアで)使えないところの話をします。ラストシーンでロボットが×××××するところがあるんですけど、マジで×××××しまして・・・・。本当に怖かったです」
吉高さん 「バキッって音がして、現場固まっちゃって。・・・血とか出てなくてよかった」
矢口監督 「ま、ロボットだからね・・・・。僕はあなたが投げキッスしたところが一番怖かった」
吉高さん 「おぞましい画を申し訳ございません」
矢口監督 「ヒヤッとさせられることが多いんですよ、吉高さんって・・・・。まず最初は『自由にやって下さい』って言って、好き放題やって貰って、そこからだんだん固めていって何テイクか撮るんですけど、1発目がものすごいんですよ、吉高さんは。『自由にやって』って言うと何個も(アドリブを)乗っけてくるんで。ロボットが乗っている車をバイクで追いかけてきて手を振るっていうシーンでも投げキッスをいきなりして・・・。撮った映像を編集室で見てみると、結果的には吉高さんが好きにやったヤツが一番カワイイんで、撮影現場でOKを出したテイクではなく、吉高さんの1テイク目が他のシーンでもかなり使われています」
相澤 「ロボットに投げキッスって、どういう気持ちから出てきたものですか?本当にロボットに恋しちゃったって感じですか?」
吉高さん 「(まるで他人事のように)気持ちが高まっちゃったんでしょうねー」
矢口監督 「思い出せないんじゃない?」
吉高さん 「いやー・・・・」
矢口監督 「でもあれ計算でやったわけじゃないでしょ?瞬発的に・・・・」
吉高さん 「そう、瞬発な話ですけど」
矢口監督 「瞬発な話・・・・」
吉高さん 「瞬発・・・・的なものでした」
矢口監督 「だってあれ、吉高さんはバイクを本当に自分で運転していて、車の横を並走してるんですけど、顔は完全に車のほうを見てて、前を見てないんです。それで手を振ったり、投げキッスしたりして、それだけでもハラハラ・・・・」
五十嵐さん 「しかもあれ、埠頭みたいなところだよね。その先は海ですからねー」
矢口監督 「海のすぐ横の道路なんです。車を運転している長井役の川島潤哉さんも免許取り立てなんですよ。映画のために免許取って貰ったので。そんな2人が並走しているっていうシーンですから、ハラハラしました」
つづく
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