相澤 「実際の五十嵐さんはきょうもとてもおしゃれでかっこいいんですけど、映画の中ではとてもダサい格好・・・・ズボンの裾を靴下にINしたり、時にはブリーフ姿になったり、鼻毛を抜いたり・・・・そういうのに抵抗はなかったですか?」
五十嵐さん 「全くなかったです。嬉しかったです。自分と違う部分を引き出して貰うっていうのは役者としてはとっても嬉しいことですから。途中で監督から『すいません、カッコいいとこ全部削っちゃって・・・・』って言われましたけど、いやそれはもう大変ありがたいことで、『ありがとうございます』って逆にこっちからお礼を言うような状態でした」
相澤 「おしりも出しましたよね?」
五十嵐さん 「監督は本番5秒前くらいに言うんです。そういうことを。全部準備してリハも全部終わって、『じゃあ本番行きますよ』ってなったら、つつつーって寄って来て、小声で『ちょっとおしり出してもらっていいですか?』って。・・・・スタッフも知らないんです』
矢口監督 「和久井映見さんがカーテンをパッと開けたらもうおしりが出てるんで・・・・」
五十嵐さん 「あの驚きの顔は本当の驚き・・・・」
矢口監督 「ねっ!(指をパチンとならして)リアリズム!・・・・演出です。これぞ・・・・・矢口・・ワールド!・・・・・・・はぁぁ・・・・(慣れない自画自賛をしてしまったことにため息)」
五十嵐さん 「そういうのがまた大好きなんですよ、俺は。つい乗っちゃう」
つづく
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