相澤 「濱田さんの演じた小林はいかがでしたか?」
矢口監督 「濱田さんは若いんですけど、実はキャリアは長いんですよね。でもそのキャリアが長いってところを前面に出して来ない。小林は、失敗をしでかしてしまい、それを保身のために隠し続けるという情けない小市民の役なんですが、本当に可愛らしく『小者ですねええ』っていう感じをうまーく出してもらって。ロボットが大好きな学生たちと(ロボットの中におじいさんを入れてごまかそうとしている)木村電気の小林たちがやりあわなきゃいけないっていうシーンがあるんですけど、そこ、小林ってほとんどセリフないんですよ。『え・・・・あの・・・・はい・・・・・』みたいなつぶやきしかないのにあんなにおかしいっていうのは濱田岳さんだから出来たんじゃないかと・・・」
相澤 「『小者ですねええ』という誉め言葉を貰いましたけど・・・・?」
濱田 「小林という役をやるにあたって『小者ですねええ』は最高の賛美です。 本当に僕もロボットの知識はないですし、そのシーンは本当に学生たちに専門用語で言われてわかんなくて普通に困ってただけなんですけど、それが誉めて貰えたのでもうけもんです」
相澤 「最後に、『キャリアが長い』濱田さんの目に矢口監督の現場はどう映ったのか聞かせてください」
濱田 「とにかく楽しかったです。本当に楽しくて、クランクインして一日か二日でもうみんなすごく仲良くなっていたので、全てのシーンに内輪の思い出がいっぱい詰まってるんですよ。毎日10個以上何かしら起きるんですよ。例えば、長井役の川島潤哉さんがヨダレを垂らしているシーンがあるんですけど、そのヨダレが想像を絶する長さだったり。しかもそれがちょっと風で揺れるっていう奇跡まで起きて。・・・・アレはビックリしましたねー」
五十嵐 「鍾乳洞みたいだったもんねー」
相澤 「ヨダレの話でおしまいということになりましたが・・・・ありがとうございました」
濱田 「えっ、おしまい?そうなの?」
五十嵐 「あ、もう、ウナギのヨダレが・・・・」
おしまい
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