雑談力
チャラ夫くん(仮名)はモテます。
彼がモテる理由の一つは、雑談力にあると私は見ています。
先日、飲み会がありました。
私は彼と離れた席に座っていたのですが、
飲み会終了後、彼の近くに座っていた女子たちに
彼とどんな話をしたのか、聞いてみました。
三人のうち二人は「楽しかったけど、何を話したか覚えていない」と答え、
もう一人は「うーん・・・・・、好きな色の話とか・・・」と答えました。
好きな色!
ホントにどうでもいい話してやがんなあと思いました。
その一方で、
そんなどうでもいい話で盛り上がれるって
やっぱりこの男はすごいなとも思いました。
テレビの世界に身を置く私。
限られた秒数の中で有意義な情報を伝えることに専心してきました。
中身のないことは極力、口にしないように生きてきたのです。
しかし、世の中では「何を話したのか覚えていない」と言われてしまう男のほうがモテるようです。
その後、チャラ夫君を含めたメンバーで飲みに行く機会がありました。
なかなかの勢いで杯を重ねました。
みんな、ガブガブという擬音がふさわしい飲みっぷりでした。
翌朝、私と顔を合わせたチャラ夫君は開口一番こう言いました。
「相澤さーん!けさ、すんげえ量のションベン出ましたよー!!!」
うわー、ホントにどうでもいい情報を嬉しそうに・・・・