映画「バクマン。」インタビューその3
相澤「佐藤さんから見て、神木さんとシュージンが重なる部分は?」
佐藤さん「神木隆之介史上一番、地に近い役だと思います」
神木さん「そうですね(笑)」
佐藤さん「もしかしたら世間のイメージとは違うのかもしれないですけど、
ホントそのまんまです。監督が僕たちと会って、喋ってから、それをイメージして台本を書いたっていうのもあるし、元々の原作のシュージンの本質的な部分もリュウとすごく共通してるところがあるんだなって、現場に入って気づきましたね。とくに初めてサイコーの仕事部屋に2人で行って、昔の漫画とかジャンプとかが置いてあるのを見て『うおーっ!これやっべえー』みたいなことを言ってる感じは、もうそのものです」
神木さん「サイコーの仕事部屋っていうのが、漫画家だったサイコーのおじさんの部屋だったところで、漫画とジャンプがぶわーっ!って本棚に何百何千と並んでるんですよ。そこに入って、僕が『うおー、すげえ!』って叫んだんですよ。そしたら監督が『じゃ、そのまんまでお願いします』って。本番でもそのまんまやってました」
佐藤さん「そのシュージンを割と冷静に見てるのがサイコーなので、それもそのまんまだったんですよね。2人で一緒に入っても、リュウがテンション高く『うおー!』みたいなのをやっていて、サイコーはそれを『見てる』感じだったんで・・・。僕もテンション上がってるんですよ・・・。でも、隣でそこまでテンション上げられると、こっちがなかなか上がんないってところはありましたけど(笑)。・・・そういうところが地に近いんですよ、2人とも」
つづく