清須会議インタビュー その1

2013年10月29日

三谷監督初の時代劇映画「清須会議」で羽柴秀吉を演じた大泉洋さんにインタビューしてきましたよ。
   


☆☆☆撮影にはどんな気持ちで臨まれたんですか?
   

大泉さん「三谷さんって人はすごく細かく演出して頂けるので、僕に出来ることはセリフを完璧に覚えていって、現場で三谷さんにつけられる演出にいかに柔軟に答えられるかって気持ちのほうが大きいと言いますかね。
現場に向かうときは割と“無”の感じで行って、その場でバッと言われたものに対して瞬発力で応えるっていう気持ちのほうが強いかもしれないですね」
   

☆☆☆現場での三谷監督の演出で「あ!そう来ますか!?」と驚いたことは?
    


大泉さん「正直それの連続だったような気もしますね。
自分でもどう演じるか考えては行くわけですけど、常にそれの上を行かれると言いましょうか。
これは強く言うんじゃないの?ってセリフを強くしなかったりとか・・・。
さっき三谷さんとお話ししたときには『それは一つのテクニックで、大泉くんが言ったことの逆をやってればいいんですよ』みたいなこともおっしゃってましたけど・・・」
   

☆☆☆例えば?
   

「いよいよ清須会議当日の朝になったときに『会議の前にやり残したことはないか?』って話を秀吉と(参謀の)黒田官兵衛がするんですけど、僕の中では脚本を読んでて、シリアスなシーンと捉えていたんですけど、監督から『ここは朝、官兵衛と歯を磨きながらのシーンにしたい』って言われて、『ここ歯磨いてんすか!』って。
急遽、枝かなんかを切って作られた歯ブラシが用意されまして、僕と(官兵衛役の)寺島さんが歯を磨きながらしゃべって撮ったんですけど・・・驚きましたね、こんなほのぼのとしたシーンになってしまうんだっていう・・・・・。
挙句の果てにそれが丸々カットになってたっていう・・・・・。
結局みなさんが見ることはないんですけど・・・・


  

つづく

相澤 伸郎 @ 2013年10月29日 12:08

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