清須会議 インタビュー その3

2013年10月31日

大泉さん
「ビジュアルにものすごくこだわるかと思えば、
セリフ回しなんかはそこまで強く昔の言葉使いに対してのこだわりはなくて、
僕のセリフで『なんだかなー』ってセリフがありましたから。
何となくですけど、戦国時代に『なんだかなー』って言う人はいなかった気がするんですよね。
アドリブで足してましたからね。
タイミングがどうしても合わないって言って。
三谷監督は一連の流れでいろんなものをカットを割らずに撮るんで、
セリフを言ってる途中で人と出会うところがあって、
今のセリフだとちょっと時間的に足りなくて
『大泉くん、セリフ足そう』って言って、
『なんだかなー』って(笑)。
なかなか時代劇じゃ言えないですよね」
   
☆☆☆『ぶっちゃけ』ってセリフもありましたよねー
    

大泉さん
「ありましたねー(笑)
そのへんがなんかこう気持ちのいいうっちゃり方と言いますか・・・・。
歴史が好きな人も『ぶっちゃけ』とか『なんだかなー』で
そこまで嫌悪感を抱くとは思わないし、
逆に三谷さんの歴史の知識はすごいから、
いろいろなところで歴史ファンがうなるところがあると思うんですよね。
そのへんのバランスが面白かったですね。
歴史を知らない方にも、各キャラクターがわかりやすいし、
話が難しくってついていけないみたいなことは絶対にないんで、
相当幅広い層が楽しめるっていうのが、
さすが三谷さんのエンターテイメントだなって、改めて思いましたけどね」

   

つづく

相澤 伸郎 @ 2013年10月31日 09:00

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