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青天の霹靂 インタビュー その3

2014年5月14日

相澤 「今回大泉さんが演じた晴夫はマジシャンでした。大泉さんが数々のマジックを披露していますが、監督からご覧になって、大泉さんのマジックはいかがでしたか?」
  

劇団ひとりさん 「素晴らしかったと思います。一番最初に大泉さんが練習している風景を見たときは、本当にヘタクソだったんですよ。僕はうまくなっていく過程を見てるので、ひとしおですよね、ここまで立派なマジシャンになられてっていう感動が・・・」

  
大泉さん 「空き時間ずっとマジックですからね。ずーっと練習してました。ずーっとハト出してました
  
相澤 「ハト出すの難しいんですか?」
  
大泉さん 「ハト出すの難しいですよ!やってご覧なさいよあなた!!出ないから!」
  

相澤 「出ないですか?」
 
   
大泉さん 「出ないよ!出てもね、アイツら、はばたかないんですよ。パッと出すじゃない?出たらね、ふんっって普通にいるだけなんですよ。ハトはばたかないとあのマジック、めっちゃ地味ですから。そんなことになってるマジシャンいないから、見たことないだけなんですよ。出した瞬間、パタパタパタっって、必ずなってますから。ところが、ハトは出せばはばたくかっていうと、そうじゃないんですよ。はばたかせるには技が必要なんですよ。それが難しいんですよ」
   
相澤 「技といいますと?」
   

大泉さん 「ちょっとコチョコチョしたりするんですよ。居心地悪いからアイツらはばたくんですよ。出した瞬間にチョチョって胸のあたりをさわったり、わざと落ちるように持ってやるんです。落ちそうになるからはばたくんです。でもあんまりやり過ぎるとホントに飛んで行っちゃうんですよ。その場でパタパタするだけじゃなくて、ホントに飛ばれたら、『あああ!どこ行った?』って、これまたねえー、何かわけわかんないマジックになるんです。バーンって出して、手の上でパタパタしてる。そこで『どうです?』って、ドヤ顔も大事なんですよね」
   
相澤 「それだけ練習したら、ドヤ顔も上手になったんじゃないですか?」
   

大泉さん 「ドヤ顔は難しいですね。僕はなかなかね・・・・。どっちかっていうと、飛んでいっちゃって『ああああ!』っていうタイプの人間なもんだから。」
  

相澤 「でも映画の後半では結構なドヤ顔を決めてましたよね?」
   

大泉さん 「決めてますよ。・・・・・・・・ドヤ顔って言うな!あんないいシーンを!」

  
つづく
   

相澤 伸郎 @ 2014年5月14日 14:47

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