青天の霹靂 インタビュー その4
相澤 「劇団ひとり監督から見て、役者・劇団ひとりはどうですか?」
劇団ひとりさん 「素晴らしかったと思います。ホントに。微妙なニュアンスを『その言い方しかないんだよねー』っていう言い方をするんですよ」
大泉さん 「この人はこんなこと言ったあとで言い直さないのがすごいんですよね。『まあまあ、今のは冗談として…』って言わないですから」
劇団ひとりさん 「だって俺、本気で思ってますから!
・・・・でもこれやってみてわかったんですけど、当たり前なんですよね。自分が監督だから、監督の演出プラン全部わかってるし、自分で脚本も書いているから、どういうニュアンスでセリフを言ってほしいかっていう脚本家も思いもわかってるわけじゃないですか?だからほぼほぼ理想通りのことはやるんですよね。
でも、劇団ひとりは理想通りのことはやるけど、理想を超えることはまずないんですよね。
大泉さんとか、柴咲コウさんとかはたまにそれをボンッって超えてくれて、『こんなにいいシーンにしてくれるの?』っていうこともあって、撮影の後半はそれをずっと期待してました。
監督としての僕の仕事は、理想に行けないときだけ『こうして下さい』ってお願いするのであって、本来は台本を読んで、役者さんにいろいろ考えてきてもらったのをやってもらって、それが僕の期待以上っていうのが一番いいなあと思いましたけどね」
相澤 「お話を伺ってると、次の監督作品も期待したくなります」
劇団ひとりさん 「・・・・期待していいでしょうね。ここまでのものを作ったんですから。
・・・・こういうコメントって、もしこの映画がコケたときに使われたら恥ずかしいでしょ」