テレビ愛知

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2008年07月10日

子役と一緒に名古屋港水族館ロケ

名古屋港水族館にロケに行きました。

今年も名古屋港水族館ではアカウミガメの赤ちゃんがたくさん生まれました。
聞くところによると、野生のアカウミガメがちゃんと大人になれる確率はわずか5000分の一だそうです。
タレントオーデション並みの狭き門です。
ちなみに5000倍のオーディションを潜り抜けてデビューした芸能人を検索したところ、永瀬正敏さん、安藤政信さん、藤原竜也さんの名前があがりました。
そう考えると、アカウミガメが何だかものすごく男前に思えてきます。
名古屋港水族館では夏休み期間中、アカウミガメの赤ちゃんに触れるというイベントも開催するそうですよ。

さらに、イルカのプールでも夏休みの特別イベントが開催されます。
イルカのパフォーマンスショーではトレーナーの指示でイルカたちがいろんな動きを見せますが、そのトレーナー気分が味わえるイベントです。
まず一緒にロケに参加していた小学三年生の女の子、アエリちゃんが挑戦しました。
アエリちゃんがイルカの前に立ってジャンプすると、イルカもそれにあわせてジャンプ、アエリちゃんがクルクルと回るとイルカも水中から体を半分出して上手にターンしてくれました。
続いて私の番です。
ちょっと難易度を上げて私はハンドサインでイルカに指示を出します。
といってもトレーナーの方はイルカがどんな動きをするかは教えてくれませんでした。
ハンドサインの形だけ教えてくれて、それによってイルカがどんな動きを見せるかはお楽しみに!ということでした。
トレーナーの方に教わった通りにまず左手をヒラヒラさせると、イルカは「クゥエークゥエー」と鳴きました。
言うことをきいてくれるとめちゃくちゃ嬉しいものですね。
調子に乗ってもう一つチャレンジです。
今度は右手をクルクル回します。
また手の動かし方だけ教わって、イルカが何をするかは知らないままです。

ピシャー!

やられました。
イルカが勢いよく私に向かって水を噴きかけてきたのです。
あっという間にビショ濡れです。
でも「止めて!」というハンドサインは教わっていないので、イルカは何度も何度も繰り返し水をかけてきます。
トレーナーの方もなかなかやめさせてくれませんでしたが、それはこの状況がテレビ的にはおいしい場面だということをわかっていらしたからです。
それに引き換えアエリちゃんときたら・・・・。
「私にも水かけてー!私もやりたーい」と大騒ぎです。
今カメラが狙っているのは私です。私が主役なんです。こんなに冷たい思いをして勝ち取った見せ場なんです。どうしてちょっとの間待つことができないんでしょう。

あの子にもトレーナーが必要だと思います。

そのあと、トレーナーの方に「イルカ触ったことある?」と聞かれたアエリちゃん、「○○水族館のCM撮影の時触ったよ!」と別の水族館のCMに出ていた経歴を元気にPRしていました。

2008年07月11日

雨男

「おまえ、雨男だな」
ロケに向かう車の中でかれこれ2時間、ディレクターに同じことを言われ続けていた。
「そういえば長崎ロケの時も雨だったな。やっぱりお前、雨男だ」
15年前の話まで持ち出してきた。
「隠岐のロケも雨だったな」
今度は14年前の話だ。
いい加減腹が立ったので言い返す。
「どのロケもあなたもいましたよね。雨男はあなたじゃないんですか?」
「いや、お前と行ったロケ以外は晴れてるもん」
「でも、確か先週改野アナと行ったロケも雨降ってましたよね?」
「全く、アナウンス部はどいつもこいつも雨男雨女だな~」
おいっ!

2008年07月14日

ルビー婚式を祝う その1

ゴールデンウィークに祖父の七回忌のために親族が集まり、新潟のリゾートホテルに泊まった。
夜、大浴場で弟と二人きりになった。
弟がおもむろに切り出した。
「父ちゃんと母ちゃん、結婚して40年だよね。銀婚式のお祝いどうすんの?」
ああ、そう言われてみれば、そうだ。
私は3人兄弟の長男なのだが、全くそういうことに気が回らない。それに引き換えしっかりした弟だ。弟さんとさん付けしたい。
「ところで、結婚記念日っていつなの?」
私は二人の結婚記念日も知らなかった。
「7月7日だよ」
ホラ、やっぱり弟さんはしっかりしている。もう兄さんと呼ばせてほしい。

それにしても7月7日とは!40年もたっているが、今さらビックリだ。
そんなロマンチックな日取りで結婚式を挙げてたなんてねー。

そういえば、弟は北海道の教会で結婚式を挙げてるし、妹はディズニーランドの隣のホテルで挙げている。
相澤家は結構ロマンチック一族なのだ。
私もかなりのロマンチストである。
「燃えるような恋がしたい」
そんなことをいつまでも言っているから、結婚できないんだよねー。

つづく

2008年07月15日

ルビー婚を祝う その2

銀婚式には何をするのがいいのか、ヤホーで調べてみると、実は銀婚式というのは結婚25周年のことだということがわかった。結婚40周年は、ルビー婚というらしい。
何となく「ルビコン川を渡る」という言葉が頭に浮かんだ。

そのほかにも一年目の「紙婚式」から毎年名前がついていた。
8年目は「ゴム婚式」というらしい。「弾力性のある二人の生活を」という意味が込められているそうだ。
25年の銀婚式からは5年刻みになっていて、30年で真珠婚、35年は珊瑚婚。35とサンゴの語呂合わせだろう。
一度もお祝いせずにここまで過ぎてしまった。
そもそもウチの親が結婚記念日を祝うようなタイプではない。
昔一度だけ、マレーシアに出張に行った父が結婚10周年の錫婚式の記念にと錫の食器セットを買ってきたことがあったが、それも「使い勝手が悪い」という理由で1年後くらいに処分されてしまった。
あれ?ちっともロマンチストじゃないですね。
まあ、そんな親を見て育ったので、結婚記念日のお祝いなどに気が回らないのもしょうがないだろう。

つづく

2008年07月17日

ルビー婚を祝う その3

「思い出より、モノ」

これが今回のルビー婚の基本コンセプトだ。
温泉旅行なんかもいいのだろうけど、ゴールデンウィークにリゾートホテルに泊まったばかりだし、なかなか日程の調整も難しいので、今回は食事会だけにして、プレゼントにお金をかけることにしたのである。

以前から、運動嫌いの母に乗馬型フィットネス機器がいいのではないかと思っていたので、この機会に贈ることにした。
家電量販店に行くと様々なタイプの乗馬機器が並んでおり、試乗できるようになっていた。
片っ端から乗ってみたが、やはり高いものほど乗り心地がいいように思われた。
特に一番高い十数万円の値札がついたモノの乗り心地は、まさに馬そのものだった。
かつて乗馬旅行したモンゴルの風景が脳裏に蘇り、しばらく目を閉じて揺れに身を委ねていたら「あれ?相澤さんじゃないですか!」と知り合いに声を掛けられた。
何でこんなタイミングに限って知り合いが現れるんだろう?

さすがに十数万円のマシンは手が出なかったが、わりといいものを買った。
是非、毎日使い続けてほしい。
少なくとも錫の食器セットのような運命をたどることがないよう祈っている。

食事会は7月12日の土曜日だった。
私が千葉の実家に到着したのは午後4時だったが、乗馬型フィットネス機器はすでにその日の昼に届いていて、早速父も母も乗り心地を試したらしい。
「酒飲んでから乗ったら、気持ち悪くなった」
父は相変わらず休日には昼間から飲んでいるようだ。

つづく

2008年07月18日

ルビー婚を祝う その4

「え!銀婚式じゃないの?」
実家には2週間ほど前に「結婚40周年のお祝いの食事会を催すから、その日は空けておいて」と電話してあった。
一言も「銀婚式」とは言わなかったはずだが、ゴールデンウィークに私に「銀婚式どうすんの?」と聞いてきた弟をはじめ、両親も、妹も、みんなこれは銀婚式のお祝いだと思い込んでいた。
「まだ金婚式には早いよなー。その前のお祝いといえば銀婚式なんじゃないか?」という適当な推測で全員一致してしまったのだった。
今までちゃんと結婚記念日を祝ったことがないからこうなってしまう。
「40年はルビー婚だよ」と、自分も最近まで知らなかったくせに偉そうに教えたら、父から「ルビー婚?『ルビコン川を渡る』みたいだ」という反応が返ってきて、親子の絆を感じてしまった。

食事会の場所は妹が予約してくれたのだが、予約の際、店にも「銀婚式のお祝いなんです」と伝えていたらしく、テーブルの上には「銀婚式おめでとうございます」というメッセージが書かれた紙が置かれていた。
「結婚して25年にしちゃ老けてるわねー、息子もとても25歳以下には見えないわ」と思われるのがイヤで、店の人が来るたび「銀婚式じゃなくてルビー婚でした」と家族声を揃えて訂正したのだった。

その後、食事しながら昔家族で出かけた旅行の思い出話などの話題を振ってみたのだが、ちっとも話に花が咲かない。
みんなちっとも覚えていないのだ。
やはり今回の「思い出より、モノ」という選択は正しかったようである。

ちなみに次は45年目、サファイア婚だ。
次回は勘違いされないように予めハッキリ伝えておこうと思う。

2008年07月25日

長良川ラフティングツアー その1

7月21日は海の日だったが、私は川にいた。
ゴムボートで急流を下るラフティングツアーに参加したのである。
「俺の水着、スピード社製なんだ」
この夏、海でも川でもプールでもこういうことを言うお調子者があとをたたないが、岡田君もその一人である。
ラフティングが始まってからも、誰も押していないのに「押すな押すな」と叫んで自分から川に落ちた。
それも執拗に繰り返すのだ。
落ちても安全な場所をこまめにインストラクターに確認しては、「押すな押すな」と言って川に飛び込んでいた。
みんなすっかり飽きていたし、落ちた人間をボートに引き揚げるのもなかなか手間がかかるので、ついにそのまま放置されることになった。
ライフジャケットを着ているので溺れることはない。プカプカと浮かんでいる。
もうゴールも見えていたので、そのまま一人でゴールまで流されていけばいい。
ところが、だ。
羨ましいことに後から来た見ず知らずの女の子グループのボートに引き揚げてもらったのである。
「えーと、趣味は・・・・」
早速自己紹介を始めている声が聞こえてきて、大変悔しかった。

つづく

2008年07月28日

長良川ラフティングツアー その2

ラフティングツアーは2時間ほどで終わった。
みんな日に焼けて腕や膝のあたりが赤くなっていたが、水中生活が長かった岡田君だけはあまり日に焼けておらず、そのかわり指先がすっかりふやけていた。
「ボートに乗っていた時間はみんなの半分くらいなのに同じ料金なのは納得がいかない」と憤る岡田君。誰よりも堪能したくせに。

その後、近くの道の駅の小さな食堂でランチタイム。
田舎の食堂らしく、どのメニューも大盛りだった。
丼物には味噌汁代わりにミニうどんがついていたのだが、そんなことは知らずに親子丼とうどんを頼んでしまった太郎君は「親子どん、うどん、ミニうどん」とドンドンドーンとたっぷり炭水化物を摂取するハメになった。

腹も膨らみ、温泉にも浸かって元気を回復した我々は東海地区最大級の鍾乳洞、大滝鍾乳洞へ向かった。
大滝鍾乳洞、そして近くにある縄文鍾乳洞の入場券、さらにはおみくじ引換券までついて1300円というチケットを購入し、まずは大滝鍾乳洞へ。

「天の柱」「天の産声」「孔雀の舞」
洞窟の中の鍾乳石にはそれぞれ凄まじく荘厳な名前が付けられていた。
名前は覚えてしまったが、どんな形だったかよく覚えていない。

鍾乳洞を出て下っていくと、売店があり、店の一番奥におみくじ引き換え所があった。
売店に客を誘導するための仕掛けであることがハッキリと読み取れたが、素直に店の奥まで行き、おみくじを引いた。
吉。一番気になる恋愛・結婚の欄には大していいことが書かれていなかったし、一応2番目に気になる仕事欄には「プロ野球」とだけ書かれていた。
どうしたらいいのだろう。
途方にくれていたら「仕事、プロ野球だってよ」という声が聞こえてきた。
メンバーの中にもう一人「プロ野球」と書かれていた人間がいたのだった。

たぶん、つづく

2008年07月30日

長良川ラフティングツアー その3

さらに、通常では経験できない異空間が広がるという噂の縄文洞へ。

この鍾乳洞はかつて縄文人が住居として使っていたらしい。
入り口で懐中電灯を渡される。
洞窟内は一切照明がつけられていなかった。
懐中電灯の明かりだけを頼りにそろそろと歩いていく。
川口浩探検隊みたいである。(わからない人はお父さんに聞いてください)
右側の壁にくぼみがあり、その上に何やら二つの影が見えた。
ライトの先に浮かび上がったのは・・・・縄文式土器だった。
ここに縄文人が住んでいたというアピールであろうが、展示してあるというより、ただ無造作に置かれているだけなのだ。
しばらく行くとまたくぼみがあり、その上にスピーカーが置かれていた。
かつてはアナウンスなどを流していたのかもしれないが、今はもう明らかに使っていないようである。それがさっきの縄文式土器と全く同じような佇まいで置かれているので、こっちはこれも展示物と思って懐中電灯を向けてしまう。
「スピーカーかよっ!」と突っ込む者もいたが、「これはきっと縄文式スピーカーなんだ」と優しくフォローする者もいたのだった。

「あ、考える人だ」
さらに進んでいくと前方の大きなスペースに、確かに色合い的にはロダンの考える人を思わせる黒い銅像みたいなものが立っていた。
ただ、考える人より遥かに頭でっかちであり、頭がでかい割には知能が低そうであった。
かつてここで暮らしていた縄文人をイメージしたものだろうが、縄文人というよりも原人的なルックスである。

時折現れる黒い縄文人も怖かったが、我々が一番恐れたのは天井に密集するコウモリだった。見た目もあまり好感が持てないし、何よりいつ糞が落ちてくるかわからないという恐怖が我々を凍りつかせたのであった。

 
つづく

アナウンサーの動画を見る!

プロフィール

【最近面白かった漫画】
「三月のライオン」
「とめはねっ!」
「宇宙兄弟」
「モテキ」
「へうげもの」
「もやしもん」
「こさめちゃん」
「犬のジュース屋さん Z」

【好きな言葉】
「振り向くな、振り向くな、後ろには夢がない」(寺山修二)
「しゃかりきコロンブス」(光ゲンジ)

【担当番組】
ニュースデータで解析!サンデージャーナル、特番など

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