テレビ愛知

知恵熱で40℃

相澤 「ロボットの撮影は一切CGを使わなかったそうですが、撮影に苦労したシーンは?」

 

矢口監督 「ロボットの仕掛けで苦労したことはありますが、・・・・・現場でハラハラさせられたのは吉高さん・・・・」

 

吉高さん 「私ロボットが×××××するところ。あれが一番ハラハラ・・・・」

 

矢口監督 「えっと・・・・(ネタバレになるのでオンエアで)使えないところの話をします。ラストシーンでロボットが×××××するところがあるんですけど、マジで×××××しまして・・・・。本当に怖かったです」

 

吉高さん 「バキッって音がして、現場固まっちゃって。・・・血とか出てなくてよかった」

 

矢口監督 「ま、ロボットだから・・・・。僕はあなたが投げキッスしたところが一番怖かった」

 

吉高さん 「おぞましい画を申し訳ございません」

 

矢口監督 「ヒヤッとさせられることが多いんですよ、吉高さんって・・・・。まず最初は『自由にやって下さい』って言って、好き放題やって貰って、そこからだんだん固めていって何テイクか撮るんですけど、1発目がものすごいんですよ、吉高さんは。『自由にやって』って言うと何個も(アドリブを)乗っけてくるんで。ロボットが乗っている車をバイクで追いかけてきて手を振るっていうシーンでも投げキッスをいきなりして・・・。撮った映像を編集室で見てみると、結果的には吉高さんが好きにやったヤツが一番カワイイんで、撮影現場でOKを出したテイクではなく、吉高さんの1テイク目が他のシーンでもかなり使われています」

 

相澤 「ロボットに投げキッスって、どういう気持ちから出てきたものですか?本当にロボットに恋しちゃったって感じですか?」

 

吉高さん 「(まるで他人事のように)気持ちが高まっちゃったんでしょうねー

 

矢口監督 「思い出せないんじゃない?」

 

吉高さん 「いやー・・・・」

 

矢口監督 「でもあれ計算でやったわけじゃないでしょ?瞬発的に・・・・」

 

吉高さん 「そう、瞬発な話ですけど」

 

矢口監督 「瞬発な話・・・・」

 

吉高さん 「瞬発・・・・的なものでした」

 

矢口監督 「だってあれ、吉高さんはバイクを本当に自分で運転していて、車の横を並走してるんですけど、顔は完全に車のほうを見てて、前を見てないんです。それで手を振ったり、投げキッスしたりして、それだけでもハラハラ・・・・」

 

五十嵐さん 「しかもあれ、埠頭みたいなところだよね。その先は海ですからねー」

 

矢口監督 「海のすぐ横の道路なんです。車を運転している長井役の川島潤哉さんも免許取り立てなんですよ。映画のために免許取って貰ったので。そんな2人が並走しているっていうシーンですから、ハラハラしました」

 

つづく

 

 

高性能ロボットの中身が実はおじいさんだった!という映画「ロボジー」で、そのおじいさんを演じた五十嵐信次郎さん、ロボットオタクの女子学生を演じた吉高由里子さん、秘密がバレないように四苦八苦する家電メーカーの若手社員を演じた濱田岳さん、そして矢口史靖監督にインタビューしました。その模様を紹介します。

 

名古屋のマスコミ各社のインタビューを次々にこなし、この日のラストのインタビューが私の担当。皆さんかなりお疲れだったと思いますが、矢口監督がメンバーに「皆さん、これが終わればおいしいウナギが待ってます。最後まで頑張りましょー!」と呼びかけて下さいました。

 

相澤 「ありがとうございます。よろしくお願いします。ではまず五十嵐さんに伺います。ロボットの入り心地はいかがでしたか?」

 

五十嵐さん 「サイテーですっ!」

 

矢口監督 「重量が30kg近くあって、着るときはパーツをネジで止めていくので、圧迫感と密閉間が・・・・。頚動脈が特に苦しかったらしくて、時々「苦しい・・・・」というつぶやきが中から聞こえてきました」

 

五十嵐さん 「ホントに失神しそうになりました」

 

矢口監督 「天にも昇る気持ちというような・・・・・・・・・すいませんでした・・・・」

 

相澤 「ロボットのデザインのポイントは?」

 

矢口監督 「普通の家庭にある家電ぽく見せるってことかな。頭部を炊飯器っぽくするとか、背中に背負ってる部分を湯沸かし器、胸板のところをガスメーターのフタみたいにして、初めて見たのに何か懐かしい・・・・そういうデザインを目指しました」

 

相澤 「そのロボットに恋する女の子を演じた吉高さんは、ロボットのどんなところに魅力を感じましたか?」

 

吉高さん 「撮影の途中で、『頭が炊飯器で・・・・』っていうことを教えて頂いて、それまでそんなこと全然わからないぐらい無頓着だったんですけど、だんだんどことなくさみしそうな感じの顔、哀愁といいますか、そういう風に見えてきて・・・・さみしいなと・・・・あれが公開日にはもう取り壊されるかと思うと・・・

 

五十嵐さん 「取り壊されないよ・・・・。監督は添い寝したいって」

 

矢口監督 「さっきさせてもらいました。ロボットがでーんって男みたいに寝ていて、そこに僕が女性みたいにほほを寄せて横でスヤスヤ寝てるって写真を撮りました。・・・・嬉しかったです」

 

相澤 「吉高さんは添い寝は?」

 

吉高 「もうちょっと柔らかいほうがいいかな・・・・」

 

つづく

 

 

 

 

 

 

私は980円のジャケットを着て、テレビに出たことがあります。

 

 

2012年1月 7日

まだ覚悟が

正月の実家には、妹夫婦と、その長男でまだ1歳9ヶ月のおうちゃんがいた。

 

ほんの数年前、私が「60歳を過ぎたお年寄りのニュースを読んだ」と口にしたとき、「60過ぎたくらいでお年寄りって言わないでよ」と抗議した母が初孫に「ばあば」と呼ばれてやにさがっていた。

 

歯もある程度生えそろってきたらしく、歯がないと発音できない「じ」も発音できるようになり、「じいじ」とも言えるようになっていた。

 

「じ」が言えるということは、あれも言えるということだ。

 

「ばあば」「じいじ」そして妹が私を指差しながらるおうちゃんの耳元で繰り返した。

 

「ホラ、おじさんだよ」

 

いやーん!

 

やめてー!

 

指差しておじさんって!

 

 

 

2012年1月 5日

今年こそ

大晦日も働いた。

 

仕事を終えて、ネクタイだけ外し、千葉の実家に向かった。

 

新幹線から京葉線に乗り換える途中立ち寄った書店で、往年の名作漫画の名セリフを集めた本を見つけた。

 

あくなき挑戦や男の美学を威勢よく歌い上げるセリフの数々。

 

漫画の主人公の気分でいつか口にしてみたいと思っていたものばかりだった。

 

いつの間にかそんな気持ちも過去のものになってしまったなあと思いながら京葉線の中でパラパラとページをめくっていると、舞浜駅でディズニーランド帰りの親子連れがどっと乗り込んできた。

 

遊び疲れた子供たちが次々に立ったまま眠り始める。

 

そんな様子を目にしながら席を譲らなかった私。

 

楽しい思いをするためには、それなりの苦労が伴うものだということを子供のうちから教えておくことも大事なんじゃないかとかなんとか、自分を正当化しながら・・・・。

 

若い父親が子供にこう問いかけていた。

 

「ディズニーランドで楽しかった気持ちと、今疲れて大変な気持ち、どっちが大きい?」

 

「楽しかった気持ち・・・」

 

「じゃあ、もうちょっと頑張ろうね」

 

うわうわうわっ!

 

衝撃が走った。

 

漫画の中のかっこいいセリフより、今私が言いたいのはこういうセリフじゃないか!

 

・・・・・でも、自分の子供とこんな会話を交わす日が来るのだろうか?

 

来なさそうだなあ・・・・。

 

すると、手にしていた本の中からスラムダンクの安西先生が私に語りかけてきた。

 

「最後まで希望を捨てちゃいかん。あきらめたら、そこで試合終了だよ」

 

 

安西先生・・・・・・・結婚がしたいです。

2011年12月27日

早口言葉

冬が本気を出してきましたね。

 

皆様如何お過ごしでしょうか?

 

忘年会シーズンです。

 

カラオケに行って、嵐とか東方神起の曲を歌っていたら

 

「すげえー!こんな中年みたことない!」

 

と、言われました。

 

それって、誉めてんの?けなしてるの?

 

いくつになっても積極的に(というより必死にと言ったほうがいいのかもしれませんが)若者文化を取り入れ続けている私ですが、そんな自分を棚に置き、40歳を過ぎた女性社員が「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんの「PONPONPON」を歌ったときは激しくダメ出ししたのでした。

 

「その歳できゃりーぱみゅぱむ・・・はないよ。『PONPONPON』はきゃりーぱむぱみゅみたいに声がかわいい人が歌うものであって、おまえが高い声を張り上げても、きゃりーぴゃ・・・・・・」

 

「きゃりーぱみゅぱみゅ」と言えないことに気づきました。

 

アナウンサーとしてこれはまずいと思い、次の日から周りに人がいないときはよく1人で「きゃりーぱみゅぱみゅ」とつぶやいています。

 

「きゃりーぱみゅぱみゅ」と繰り返しつぶやく42歳。

 

気持ち悪いですね。

 

こんな中年みたことないでしょ?

 

だいぶ安定して言えるようになってきたので昨日からは「つけまつけるきゃりーぱみゅぱみゅ」とさらに難易度を上げて練習しています。

 

 

 

 

私は会社用と個人用、2台の携帯電話を使っている。

 

先週参加した英語合宿中、個人用携帯電話の電源を切っておいた。

 

24時間英語しか使っちゃいけないという施設で、折角英語漬けになろうとしているのに、電話がかかってきたら日本語を使ってしまうことになると思ったからだ。

 

合宿に参加して3日目、英字新聞の占い欄で「みずがめ座・親戚の死に直面する可能性あり」というとても物騒な文言を目にしたので、もしかしたらそういう連絡が入っているかもしれないと、個人用携帯の電源を入れ、着信履歴をチェックしてみた。

 

こんなメールが届いていた。

 

 

「みんな心配しています。連絡を下さい」

 

 

できればこっそり行きたかったので英語合宿に参加することをごく一部の人にしか話していなかったせいもあるが、たった二日連絡がとれないだけで騒ぎになるとは思わなかった。

 

 

後日改めて確認したところ、「みんな」というのはたった3名でしかなかったが、その3名の間では「相澤さんが失踪した」「そういえば人間関係で悩んでいたようだった」「孤独死」などといった憶測が飛び交っていたらしい。

 

たった二日で孤独死って!

 

「親戚の死に直面」どころか、自分が死んだことになっていたのだった。

 

 

2011年12月21日

問題は

3泊4日の英語合宿に参加した。

 

 

一日6時間の授業のほか、休憩時間や食事の時間も外国人講師がそばにいて、一日中英会話ができるという触れ込みだった。

 

 

食事の時間、隣に外国人講師が座った。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

何を話したらいいか思い浮かばない。

 

 

ははーん。そっか・・・・

 

 

俺は英会話ではなく、会話の能力に問題があるんだな・・・。

 

 

アナウンサーなのにね・・・・。

 

 

爽やかな朝。

 

名越アナが出社してきました。

 

「あたし、きょうものすごくネギくさいと思います!」

 

名越アナは一つの食材を集中的に食べる習性があります。

 

リンゴにはまったときなどは一ヶ月の間毎日一日4個食べていたとか。

 

今回はネギにはまっているようです。

 

「おかげで風邪知らずです!と力強く語っていたのに、その日の夕方「ノドが痛い・・・・・。これ間違いなく風邪ですね・・・・・」と言いながら帰っていきました。

 

舌の根も乾かないうちにとはこのことです。

 

やっぱりネギばっかりじゃなく、バランスよく摂ることがが大事ですよね。

 

翌日「大丈夫なの?」と訊くと、こう答えました。

 

「大丈夫です。風邪薬大人買いしましたから

 

風邪薬に大人買いとかないですから!

 

極端なんだよねえ・・・・。

 

くれぐれも用量・用法を守ってお使いいただきたい。

 

 

 

 

2011年12月12日

似て非なるもの

クリスマスムードいっぱいの商店街から中継をするにあたって『トナカイ』 の被り物を被ることになりました。

 

その日の朝、名越アナに言われました。

 

「相澤さん、きょう『シカ』被るんですよね!」

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